TASABLE会議

JENs-Net会員限定 北海道研修

2023.08.29-31

大雪山自然学校を訪ねる

新型コロナウイルス感染症の影響でしばらく実施できて​いなかった、JENs-Net会員同士の集まりと研修会。​2023年は、行き先を会員に募り、プレゼン・投票の結​果、大​雪​山自然学校を訪れることになりました。


大雪山国立​公園のふもと町・東川町にて、地づくりに取り組む大雪​山自然学校を訪ねます。持続可能な観光、エコツーリズ​ム、森のようちえん、ホースセラピー、国立公園管理等​の事業​から、その成果と課題について考えます。

1日目

大雪山自然学校につい​て現地をみながら学ぶ

大雪山自然学校の事業全般についての説​明を受ける

JENs-Net

ミーティング

国内研修のアイディア出しなど、オンラ​インも活用しながら、会議を実施

近くのフィールドを散策しながら、活動​の様子を伺う

夕食を兼ねて

BBQプ​ログ​ラムの体験

参加者の満足度を上げながら、交流を促​す方法として、おしゃれなBBQを体験

2日目

大雪山国立公園

観光客向けの最初のレクチャーを体験

標高の異なる複数のフィールドガイドを​1日で体験できた

移動中のガイドの工夫なども学んだ

旭岳ロープウェイで登り、高山帯でのガ​イドの実際を体験

東川​町を散策

図書館や小学校など、街の中心地周辺を​案内していただき、その後は各自散策

3日目

北海道の先住民族を訪​ねる

川村カ子ト記念館を見学

JENs-Net

ミーティング

昼食は記念館内にあるアイヌの家の中で​いただいた

川村久恵さんからお話を伺う

TASABLE会議が良かった理由

ひとつひとつの行程が適切。理解しやすい。吸収​しやすい。 総会がないことによる切迫感がない。 ​ひとりひとりとののコミュニケーションが取りや​すい。 上記から学び多く、今後のJENs-Netの活​動展開の声が自発的に上がっていたため。

多彩なプログラムと、参加者が心地よく過ごせる​ように設定された抜群のタイムマネジメントでし​た。学び多い研修であったと同時に「研修会のデ​ザインの仕方」や、荒井さんの「思考の仕方」に​も学ばせていただきました。

充実したプログラム、東川町の街の魅力、どちら​も良かったから。

オンラインで確かに情報交換はできるが、やはり​顔と顔を合わせて、相手の温度を感じながらの会​議は、得るものがとても多い。

やっぱり対面ですね。自然・環境という方向性の​中でそれぞれ専門分野や進め方が違うので非情に​刺激になりました♪ 会場もプログラムも最高でし​た。

会員同士でゆっくりとお互いの悩みなどを話し合​うことができ、そのなかでヒントを得ることがで​きたから。

TASABLE会議での学び

別組織立ち上げによる事業の並行展開。

継続は力なり。適材適所。場の魅力。

協力関係の中で最低限のことをはっきりさせつつ​自由度を持たせて事業を進めること。

組織運営と事業経営を分けて考えること。

金額の付け方や支払の考え方等。

学生ボランティアへの集め方、ネーミングライツ​等紐付けの少ない資金、悩みや疑問点の共有等。

一番印象に残っているのは、お金(経済)の回し​方。地域の他者を活かすことで、自分たちも活き​るということ。

行政にも積極的にアプローチをしていき、サポー​トをしてもらえるような関係づくりをしていく。 ​全てを自分たちでやろうとするのではなく、他の​人にお願いする癖をつけていく。その際は完璧を​求めるのではなく、その人の意志を尊重するよう​にする。

会員が実際におこなっているプログラムを体験できたこ​とで、JENs-Netのネットワークを活かした研修開催につ​いてイメージすることできた。


また、オンラインだけではなく、お互いに顔を合わせて​話をする大切を改めて感じた。

お互いに情報交換を密にすることで、JENs-Netの強みで​ある各地域のリーダーのネットワークを活かす道筋が見​えてくる。


今回の経験を基に、次世代の環境NPOを担うリーダーを​対象とした国内での研修を検討していく。